デックの裏には小さなマジシャンの絵が描かれています。カードを弾いていくと、パラパラマンガの要領でマジシャンの絵が動きだし、観客が自由に言ったカードを見事当てます。
この作品、カードトゥーンでダン・ハーランは一躍名を馳せることになりました。1994年の発売から今現在まで世界中で大ヒットしているので、ご存じの方も多いと思います。
巧妙な原理、計算されたハンドリング、コミカルなアニメーション、洒落たネーミングセンス。観客のみならず、マジシャンをも魅了する要素が詰まったカードトリックです。このレベルの作品はそうそう生まれないでしょう。
カードはバイシクル柄ではありませんが、それは問題ではありません。これほど強力な現象だと、他のカードマジックと一緒にする必要が無いからです。カードマジック史に残る傑作を是非お試しあれ。
観客に好きなカードを1枚選んでもらいます。このカード1枚を抜き出してテーブルにおきます。デックの裏には小さなマジシャンの絵が描かれています。どれもそのポーズは少しずつ違っています。このカードを弾いていくと、マジシャンの絵が動き出します。マジシャンはシルクハットを手に取り、その中に手を入れ、1枚のカードを取り出します。なんとそのカードは観客が自由に選んだカードです!
「カードトゥーン1」と原理は同じですが、カードを当てる演出が異なります。マジシャンは大砲の中に入り、導火線に火をつけます。そしてマジシャンは大砲から打ち出され、空中に舞うカードの中から1枚のカードを掴み取ります。なんと、そのカードは観客の言ったカードです!